構造
丈夫にする為の構造LINE
こうぞうテントウムシのイラスト



丈夫にする為の構造


手刻みとプレカットを合わせる真逆の発想

骨組み組み立てのイメージ

骨組みの加工はプレカット(機械加工)と手刻み(職人の技)を併用し、美しい化粧仕上げを可能にしました。


プレカットの良さである工期短縮と高品質、手刻みの良さである自在な骨組みと緻密な仕上げ、その2つを合わせる事により、在来工の良さ(軸組みの美しさ)を最大限に発揮できます。


化粧で梁を見せたり、斜めに登り梁を配置するなど、本来プレカットでは実現不可能な柔軟な組み合わせを、工期を短縮しつつ職人の手仕事で実現しています。



強固な地震対策(壁)

耐震パネル施工のイメージ

耐力壁は、筋交い+耐震パネルを併用します。さらに、壁直下率を十分検討します。


壁直下率とは2階壁の下に1階壁がどれだけあるかを表した値の事。 地震対策ではとても重要な役割を果たします


耐力壁量と壁直下率、その二つを必ずチェックして、地震に備えます。(その他偏芯率など細かなチェックも沢山行います。)



強固な地震対策(骨組み)

小屋組みのイメージ

屋根骨組み(垂木)は一般的には45mm角を使う事が多いようですが、当社は杉一等材105mm角を使います


垂木を、桁、母屋の所定の位置にカギ込み (大工による手刻みで細工)さらに長さ150mmのボルトでしっかりと固定します。


そうする事で、太い垂木が上下の左右の揺れに対ししなやかに連動し、バランス良く揺れる力を分散させ、屋根の倒壊を防ぐ狙いがあります。



強固な地震対策(屋根)

屋根下地施工のイメージ

屋根は4重構造になっています。


最下部の下地(化粧野地板)は天井兼用で厚み30mmの化粧杉板を使います。30mmの厚板を105mm角の太い垂木にしっかりと固定する事により、地震の揺れを逃がす役割を果たします。



屋根断熱材のイメージ

屋根下地完了後、化粧野地板に直接断熱材を設置し、断熱材を挟み込む形で野地板下地(捨て垂木)を設置します。施工上やむをえず出来る断熱材の隙間には、発泡ウレタンで充填補強を行います。最終的に構造用合板を設置し3重構造の屋根下地が完成し、屋根材を含め4重構造の屋根を形成します。

上の写真は、断熱材厚み65mmのポリスチレンフォームと野地下地(捨て垂木)を設置した様子。断熱材に隙間が生じる場合には、発泡ウレタンを充填し補強を行います。




素材が持つ強度と美しさを生かす組み方

見せる骨組みのイメージ

素材が持つ強さ美しさを生かす組み方です。


構造材の美しさを可能な限り見せる造りで仕上げます。正味の材料は人の寿命よりも長持ちします


素材は県産材を活用します。産地のならではの低コスト高品質な素材は、どの国産材と比較しても群を抜く美しさで、とても綺麗な仕上げを実現できます。


土台:ヒノキ(徳島県産)
柱:杉(徳島県産)
梁:杉(化粧材、徳島県産)と松(構造材、アメリカ産)を併用します。



湿気をシャットアウト

基礎土間シート施工のイメージ

写真に写っているシートは土間シートとです。地中から上がってくる湿気をシャットアウトする為のもの。


湿度(水分)が物体の中を通過する時の抵抗値を『透湿抵抗』と言います。


コンクリートの場合厚み100mmだと透湿抵抗(70) となります。防湿シート(土間シート)の場合透湿抵抗(260)なので、コンクリートだけよりシートを併用する方が圧倒的に効果がある事がわかります。


ちなみに、湿度をシャットアウトする意味は、シロアリ被害の防止カビ木部腐食の防止鉄筋の腐食(錆)の防止が、主な目的です。


また、住宅瑕疵担保責任保険加入条件に土間シートの記載条項がございますので、シートの施工は必ず必要と成ります。




基礎の絶縁が建物の耐久性を高める

基礎パッキンのイメージ

土台と基礎の間には基礎パッキンを施工します。


建物と基礎を絶縁する事により床下全体の換気が可能となり、シロアリ被害の予防、木部のカビと腐食の予防が大きな目的です。


素材は、ポリオレフィン樹脂+炭酸カルシウムで出来ており、半永久的な物性と品質を備えます






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